某所で印象派の絵を観てきた。bmsと皆目関係無い事柄だけどその時の感想をまとめておかないと勿体ない気がするので、ここに書き記しておく。自分はそこまで印象派に対して強い思い入れがあるわけでもなかったけれど、実際に彼らの絵を見に行ったことはかなり新鮮な体験だった。
一番目を引いたのはその筆致で、インターネットや画集で見ると油絵の絵画は平坦に見えてしまうけれど、実際は筆によってできた微妙な隆起があってそれがすごくダイナミックだった。そして絵が肩幅より大きいキャンバスに描かれているとなると、より一層凄みが際立つ。印象派の絵はただ綺麗な絵なだけでなくて、荒ぶような筆致から攻めの姿勢がはっきり出ていた。
ただ彼らの絵を観ているとこんなに鮮烈な印象が伝わってくるのが不思議に思える。なぜなら印象派の絵は細かい描写が為されているわけでもなく、細部は大雑把ともいえるからだ。しかし全体を眺めた時に、それは生き生きとした情景を映し出し、力強い絵画として成立している。やはりそれは一瞬を切り取る写真と人間の目に映る情景との差を、印象派の絵画は如実に描いているのだと思う。目で見える世界は一瞬たりとも同じではなく、刻一刻と変化していく。それを動きのあるダイナミックな筆致で表現し、静的な絵画にもかかわらずインパクトを残すものになっているのだと思った。
文句なしに上手かった日。st4のSpider danceやエバハピEXTREMEをハードできたし、ジェリーフィッシュをイージー近くまで追い詰めることができた。
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