日記

ツイッター@midnight_s0y

10/23~11/1

某所にある美術館の展覧会に行った。近代から現代にかけてのアートを展示するものだったのだけれど、自分にとってそれが非常に鮮烈な体験だったから行き場の無い気持ちをここに記しておく。

どの絵も「表現する」ということを突き詰めていったもので、一つの秩序だった空間をキャンバスの内側に作るのではなく、己の思いを手に持った絵筆で叩きつけるようにして描くという感じだった。描写方法においても、筆遣いに激しいうねりを伴っていたり、威嚇するような原色で色彩をつけていたりと、鑑賞者を揺さぶるようなものになっていると素人目でも感じることが多かった。

展覧会を見て回ってもほとんど全てが強烈な作品だったのだけれど、一つにピカソが描いた女の絵がすごく印象に残っている。その絵は日本人の平均身長よりは10~20cmほど高い絵で、絵画について造詣のない自分でさえもピカソらしいと感じる造形をした作品である。それを実際に目の前にすると、大きさのインパクトにまずは威圧的なものを感じるわけだけど、その次に描かれている女の見た目がとても不思議な印象を与えた。彼女の顔は人間の顔を半分にぶった切ったような形で、額の辺りからめくれたみたいに顔の断片らしきものが前に出ている。その女の顔は微笑んでいるようにも見えるが、それと同時に歪んだ顔立ちとめくれた顔のいびつさが全面に表れており、それがすごく奇妙な印象を自分に残した。可愛さと気持ち悪さが同居しているような感じで、他の作品を見て回りたい中でなかなか眼を離せなかった記憶がある。

他にもドイツ表現主義の画家やアメリカの抽象主義の絵もあり、どの作品も独特の魔力を持って自分の前に現前していた。ずっと見ていたいような作品が多くて、自分はこういった絵が好きなんだと今振り返ってみるとそう思う。これらの絵が持つダイナミックさや激しさ、グロテスクさが自分の内にあるものと重なるのかはわからないけれど、何か魅入られるものがあるのだろう。途中から絵の鮮烈さのせいで頭痛が起きるぐらいには、自分の感性には刺激的で過激なのだけれど、とても良い経験ができたと思う。

 

★23? 熱帯夜の祭り [EX] bp11

bpm100の、5から7個の濃い同時押しがただ降り続ける譜面。bpmはそこまで高くないが、横に広い配置が機械的に降り注ぐこともあって、プレーしていると同時押しの放つ圧を感じさせられる。また、後半になるほど全押しが混じったり同時押しに空いた穴が狭まったりして次第に難易度が上がっていく。最後になると6個同時押しが連なって流れてくるので、認識的にも戦いにくい相手になるように思う。しかし、そうは言ってもただの同時押し譜面なので、そういう譜面が得意な人にとってはあまり難しくは感じられないかもしれない。

昔はこういった同時押し譜面をプレーするのに激しい抵抗感があったのだけど、今はそこまで脅威を感じなくなった。後半の配置は嵌らないか冷や冷やさせられるけれど、このプレーでは最小限のミスで終えることができて良かった。

 

★23? Bogus of True [laner+] ハード

bpm128のガチ押し譜面。[life]のような表が濃くて裏が薄いガチ押し配置が特徴的で、圧迫感のある譜面になっている。全押しの絡む配置が難しく、こういった配置は普通のガチ押し譜面とは違う能力が求められているような気がする。

今までなかなかハードさせてくれない譜面だったけれど、危なげな様子ながらもクリアすることができた。ガチ押し配置も十分難しいのだけれど、所々に置かれた皿複合もやりづらい相手で苦戦させられた。

 

★15? Daybreak

bpm148の皿譜面。鍵盤もスクラッチもはっきりとした音を拾った譜面で、叩いていている音がわかりやすい。また、鍵盤側には三つ押しのような丸みを帯びた配置が置かれていることもあり、高密度の配置に慣らされた自分の発狂譜面欲を満たしてくれる側面も含んでいた。個人的に難しかったのが、やはり前後半にある連皿配置で、どうしても鍵盤と皿の両方を綺麗に叩けなくてかなり削られる。何回かハードでもチャレンジしてみたのだけれど、そこでゲージを溶かしてしまって最後まで保つことはできなかった。