日記

ツイッター@midnight_s0y

9/15~9/26(アプロダ差分篇)

もうBOFの時期になった。bmsをやったり音源を聴いたりすることで自分もどういう曲があるのかは把握しつつある。まあとりあえず自分は今まで溜めていた記録をブログに書き上げる作業をしなければならない。今回とりあえず直近のアプロダで上がっていた差分について書いた。今までにないぐらいの量を溜めていたから、正直かなり骨が折れる作業だった。ちなみに(up~)はgnqgの方で(st/up~)はステラアップローダーの方。

 

★20? Jack-the-Ripper◆ [Tricky](st/up1960)

この譜面をプレーして最初に目を引くのは、画面下部で絶え間ない変化を見せているbpmだろう。単なるbpm変化ではなく、譜面にエラーがあったときみたいに不安になるほど以上な速度で変わり続けている。そしてそれに伴って、当然譜面もおかしくなっていると思いきや、ここがこの差分の異常なところなのだけれど、降ってくるノーツは普通なのだ。どういう技術でこれが行われているかはわからないので、自分はただただ驚くばかりである。

また、実際のプレー面においていえば、この譜面は微連打の混じった乱打を主体とした譜面で、短いLNやトリルといった癖のある要素が各所に散りばめられている。また、皿絡みも激しく、前述の要素と相まってミスを生みやすい譜面になっていると思う。И氏の譜面はこの頃、st2のKafkaやsecret:mirage (SP INSANE+)のように皿複合が絡む譜面が多いような気がする。不思議な体験をしたい人におすすめかも。

 

★20? Aerial [Godspeed](st/up1965)

bpm180の乱打譜面。次第に難しくなっていくという譜面の展開を生むためか、前半と後半で若干密度の差がつけられており、後半になるにつれて重量感のある乱打譜面になっていく。綺麗な同色二重階段や軸っぽさを感じさせる乱打配置など、少し叩きにくさを感じる乱打配置が頻繁に見られることもあって、これは完全に偏見だけれど、どっちかというと発狂難易度表の乱打譜面に近いような感触がある。中盤でがくっとゲージが持っていかれているのは連皿複合によるもので、シンプルな16分連皿なのだが、bpmが速いことに加えて鍵盤側が二重乱打になっているため、より対処が難しくなっている。はねつけるような気難しさを感じる譜面であることもあって、stに入っている譜面とはまた違った感触のある譜面だった。

 

★18? FLOWER [feat. Angel Dust](st/up1964)

Angel dustでBemaniのFLOWERを再現した差分。思ったよりもAngel dustのシンセサイザーの質感がこの曲に合っている。曲自体は短く一分ほどしかないが、譜面はその中にbpm173の乱打配置を詰め込んでいる。正規配置は純粋なデニムのような同色配置が多く、それに加えてトリルや軸といった要素が紛れているため、少し押しづらい。短い間で綺麗に押せない乱打配置をランダムで回したい人にとっては良い譜面かもしれない。

 

9/14

★19? eyes [2k22 reinterpretation](st/up1959)

bpm130の長い連打が特徴的な譜面。チープなギター音源やドラム音源を長い連打で叩かせる配置が各所に置かれており、ノーマル判定も相まってスパイシーな味わいの広がる譜面になっている。局所発狂もなかなかに難易度が高く、これも辛い判定と重なるため、より難しくなってくる。ただ、難しい譜面というだけでなく、無音ノーツを使用せずに作られた譜面特有のオーガニックな感触がこの譜面にはあり、それゆえすごく手に馴染む。★16想定にしてはかなり難しい譜面だと思うけれど、譜面全体の感触は良い譜面だと思った。

 

★20? 玉響サーチライト [顰蹙ロングノーツ](st/up1962)

bpm210の乱打を基調にして、部分的にLN配置を組み込んだ譜面。今まで避けられがちだったLN譜面と普通の発狂譜面が融合した譜面で、穴抜きやカーテンといったLNを触ってないと押せないような配置も存在する。LNは長く伸びたような音に対して効果的に用いられており、それによって通常ノーツで表現しきれない部分を補うことでこの譜面は独特の個性を持っているため、普通の譜面とは一線を画したプレー感を持っていると思う。また、LNを用いない部分でも意欲的な配置が試みられており、個人的にはサビを同時押しで叩かせるという配置が、ボーカルのリズムと重なり独特の勢いを生み出していて面白かった。LNが苦手な人にとっては顔をしかめてしまう譜面かもしれないが、LNを用いたアイデアに富んだ配置が多く、楽しめる譜面だった。尖った譜面だけれどおすすめ。

 

9/19

★24? 遠声 (VOICE)(st/up1975)

bpm185の微連打が混じった乱打譜面。横に広い配置を主体としたマイルドな乱打の上に、二連打が散りばめられている譜面で、横に広い譜面特有の押しやすさに酔わせつつ、微連打が指の間に食い込んでくる。st7の薄雲の比較的簡単な序盤な序盤部分が続くという感じだろうか。微連打に指を引っかけて乱打を掴み損ねないように、乱打を中心に取ることを心がけると良いと思う。

また、曲について述べたいのだが、この曲、かなり独特な雰囲気を醸し出している。ジャンルはドラムンベースであるのだが、悲哀とともにどことなく不穏なものを感じさせるメロディーと曲の奥底から響いてくるような男性ボーカルが重なって、何か恐ろしいものを抱えているような雰囲気を放っており、聴いていると呪われてしまいそうに感じる。曲の異質さから少し癖のある曲であるように思うけれど、人によっては中毒性を感じる曲ではないだろうかとも思った。

 

★20? Ende [MAPLE](up06301)

bpm200の8分同時押しが特徴的な譜面。高難易度のEndeの差分はいくつかあるが、この譜面は同時押しに主眼が置かれている。細かいハイハットや後半のズレ配置は拾っておらず、平坦な配置に揃えられているため遊びやすい。また、5つ同時押しが主体で、過度に横に広いわけではないため、同時押しに苦手意識がある人がガチ押しや同時押しの練習に使える譜面になっていると思う。反対にそういう譜面が得意なら、クリアは狙いやすいかも。

 

★20? Weaponhuman [MAPLE](up06300)

bpm150の乱打譜面。st1のものとは違って微連打の絡んだ配置は一部分に限り、メロディーに合わせられた横に広い乱打が主体となっている。このbpmで叩かせられる5-1乱打はかえって押しづらいものになっていて、ミスを誘いやすい譜面になっていると思う。これを活かしてか、同じ配置でベリハにした譜面が同梱されており、ミスがかなり出やすくなっているため、そっちは正確に叩くことに神経質にならざるをえない。ただベリハの方は、真面目にやったら乱打を正確に叩く力が養えるのかも。

 

★23? 妹 [Mouto](up06294)

bpm222の乱打譜面。同時押しや同時押しの延長線上にある乱打配置といった横に広い配置が多い譜面で、全体としては雑然とした地力譜面であるという印象を受ける。密度もそんなに高くないので、この速度の譜面にしては遊びやすいものになっていると思う。bpm222ぐらいの速い乱打に慣れるために良い譜面かもしれない。後半が回復になっていることもあって、特にイージーは易しめのような気がする。

 

9/20

★? Pictured as Perfect [Script](up06287)

連皿が特徴的な譜面。皿複合、などではなく、なんと譜面の大部分を連皿が占めている。鍵盤側のノーツは控えめで、ただただ皿への対処を求められる譜面ではあるのだが、複雑なリズムに加え、細かい音を皿で拾っているせいで、皿の間隔が極度に狭くなっているところもあり、一筋縄ではいかない。キーボードはダブルアサインを使えば労力をかけずに処理できるわけだが、実際にスクラッチを回すとなると骨が折れそうである。実用性には欠けるが、皿の複雑なリズムを楽しめる余程の連皿好きには良い譜面かもしれない。

 

★2? Starting The Fire [EXTRA](up06292)

bpm145の乱打譜面。3-2や2-2を主体としたオーソドックスな乱打譜面で、どちらかというと隣接配置よりか同色配置の方が目立っている。そういった配置が譜面全体の空間を埋めているため、全体的に均衡のとれた譜面であるという印象を受ける。また、後半には32分配置があり、そこで指を巻き込みやすい一個飛ばしに右へ上がっていくような配置が使われているため、体力が必要な16分乱打に加えて厄介な要素となっている。全体的に同色配置が多いこともあって、ランダムをかける良い感じに配置が固まってくれると思う。

 

★1? Royal Road of Perverse Person [Maniac](up06284)

bpm140の乱打譜面。非常に乱打のバランスがとれた印象を受ける譜面で、横に広すぎず狭すぎずの配置が、プレーヤーに甘美な打鍵感を味わわせてくれる。また、roop氏の曲ということで皿複合も加わっており、特にラストの三連皿がクール。ここでの皿複合はそれまで乱打中心だった配置から、スクラッチという新たな要素を加えることで、譜面に活力を生み出しており、プレーヤーを高ぶらせてくれる。この、甘美な乱打とちょっと癖のある皿複合の二つが非常によくマッチしているのに加え、全体的に人間味を感じる譜面になっていることもあって、叩いていてとても楽しい譜面だった。一押しの譜面。


9/24

★1? 搾取の対象 [k_torither](up06313)

bpm190の乱打譜面。タイトルが物騒だが、曲調はアートコアっぽい透明感があるもので、名前を見て浮かぶイメージとはかなり異なっている。譜面は曲のメロディーをなぞったようなシンプルな16分乱打譜面で、発狂入門として位置づけられそうな譜面である。癖のある配置はほとんどなく遊びやすいものになっているが、後半によく現れる、折り返しのある階段配置に挑戦段階では苦戦するかもしれない。逆に地力が十分につけば、そういった少し押しにくい配置が面白く感じられてくる。

 

★? L.D. [MAPLE](up06312)

パーカッションに合わせて全押しが降ってくるというシンプルな譜面だが、プレーヤーはそれに負けないために十分な腕押し力が試される。特に中盤のサビは3連全押しが間隔を空けて規則的に降ってくるのだが、途中で力むと途端に押せなくなるため、脱力して叩くことが必須になってくるように思う。

どちらかというとfrに入りそうな譜面だけれど、これが押せないということは自分が腕押しが全くできていないということを示している。譜面を見る限りハードはできると思っていたけれど、自分の腕押し力を過大評価しているみたいだった。かなり凹む。

 

★17? EMPIRICISM [DOGGY](st/up1978)

R-18楽曲イベントで公開されたもので淫らな音声が頻繁に鳴る曲だけれど、どちらかというとエロよりおもしろが勝ってしまう。この譜面にもエロさはなく、若干押しづらい要素のある地力系の乱打譜面という印象を受ける。若干押しづらい要素というのは中盤のLNや微連打で、それ以外は一般的な乱打が続く。ただ曲とBGAは人に見られるとかなりまずいと思う。

 

★22? EMPIRICISM [BESTIAL](st/up1978)

上の譜面の強化版。短いLNや微連打がより広がって配置されているため、乱打部分の難しさ以上に押しにくさの度合いが上がっている。

 

9/25

★12? binary rendezvous [distributed](up06321)

bpm190の乱打譜面。シンプルな同時押しや乱打を用いた地力系の譜面で、曲の流れに応じて譜面の配置や密度などを調整したノリの良い譜面になっている。一部繰り返し配置や微連打などもあり、譜面が弛まぬよう引き締めてくれているが、それとともに乱打の曲の厚みに応じた配置になっていることもあって、素朴な味わいを楽しめる譜面になっているとも思う。

 

★11? Aloof Wolf -trysts-(st/up1982)

bpm168の乱打譜面。凪いだような夜の静けさに満ちた曲だが、譜面は16分乱打や同時押しを主体にした地力要素が強いものである。印象に残りやすいサビのボーカロイドカットアップは、それに沿ってリズミカルに同時押しが置かれており、プレーヤーに気持ちよく叩かせてくれる。また、後半のシンセコードが映える二回目のサビでは、譜面は対象配置になっており、それがしっとりとしたそこの曲調とすごく合っている。同じメロディーラインながらもそれを彩るバックグラウンドの音の違いを、譜面の側からも感じさせてくれるのだ。

 

★23? Pixel Princess [Cutest](st/up1984)

bpm188の乱打譜面。全押しに近い同時押しや4-2乱打といった横に広い配置が多い譜面で、叩く楽しさを先鋭化させたこういった譜面特有の優しさに満ちている。ただ、所々に置かれた局所発狂が激しく、乱打以上に脅威となる。例えば、乱打に紛れ込む32分配置やラストの32分発狂は、微連打が絡んでいることもあってゲージを大きく削る要因となりうる。また、後半の同時押し地帯に置かれた3連打も初見だとびっくりする配置だと思う。乱打はわりに押しやすいものの、そういった局所難的な配置が難しく、ハードだと特に気が抜けなくなる譜面だと思った。

 

★21? Non Return to Zero [Manchesther](st/up1977)

bpm175の乱打譜面。乱打に軸が入りこんでいることに加えて、LNや微連打といった癖のある要素も盛り込まれており、少しとっつきにくさを感じさせる乱打譜面になっている。その中でも前半の1本LNは、発狂差分ではあまり見ない配置であるため、特に異質な感じがするのではないだろうか。また、この譜面は曲のダイナミックさが配置の中で表現されており、流れに勢いが生まれている。中盤の微連打配置や三重乱打は特にそれを表しており、曲の重量感のあるシンセサイザーの輪郭をなぞるようにして置くことで、流動的なものとなっていてとても良かった。

 

★26? Variegata [HEARTLESS](st/up1985)

ディレイの瞬間発狂が特徴的な譜面。発狂以外は★もないほどの譜面であるが、発狂はいくつもの階段配置が重なっており、非常に密度が濃くなっている。十分な回復地帯が与えられないために、ある程度発狂地帯を叩けるような地力は必要だろう。地力がないと感電死する。

 

★? EMPIRICISM [Hands Free Masturbation](st/up1978)

[賢者タイム]

 

9/26

★? 同時同時(st/up1993)

bpm160の8分同時押しがずっと続く譜面だが、判定がベリーハードに設定されているため一気に難易度が上がる。配置自体も6個同時押しや全押しが多いのに加え、途中から判定が掴めなくなってくるので、オートアジャストを切っておくと楽になる。やったことはないけれど、Lily *一斗缶*はこれに近い感じの譜面なんだと思う。