日記

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『mono』読んだ(3/21、23)

bms以外のことも書いてみよう。

『mono』を読んだ。最近アニメ化が発表されたあfろ氏の漫画。シネフォト部に所属する女子高生たちが、山梨県甲府市周辺をカメラを手にして活動するという趣旨の作品だ。読んだのは2巻までだから、それ以降のことはわからない。

自分も写真を撮るのが好きだから、360°パノラマカメラとかアクションカムというのは興味を惹かれた。そういう特殊なカメラで澄んだ空気の山の景色を撮影するのは確かに面白そう。漫画内にも1/4や1/2ページを使って風景が描かれている部分があって魅力的だった。

キャラクターは基本的に全員好きだけど、強いて言うなら敷島桜子が一番よかった。廃部寸前の映画研究部の部長で、彼女は無口で垂れ目なのが特徴的。だけどタコを揚げるのが上手くて大食いという見かけからはギャップのある部分も存在する。そして廃墟や巨大建造物が好きという「いかにも」な感性を持っているのも惹かれるポイントだった。内向的な人間にこういう女の子がいたらなあと思わせるキャラかもしれない。……いやでもこういう人って性別的、身体的な特徴を除けば結構いる気がする。クラスで話しかけることは少なくて、「何考えているかわからない」と言われてそうで、そういう感性を持っていて……。もしかすると不思議と親近感を見出してしまうのは、彼女が自分だったりその周辺に近しいものを持っているからなのかもしれない。まあいたとしても現実の「私」と敷島が仲良くすることなどないだろうが。

 

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★24? LuminousAttack [yumether]

bpm177の微連打複合を中心とした譜面。この譜面のみ3/21にやった。

この譜面はゲーム性の高い譜面であることが印象に残った。ゲーム性が高いと言っているのは、難所と回復地帯をばっさり二分している譜面構成にしているということである。そのためイージーでもハードでも難所を耐えてその後回復するというサイクルができるように譜面が作られているのである。例えばサビの前半は二連打複合をベースとした譜面だが、後半になると一転して乱打になる。それにより、前半で削られたゲージを後半で元に戻すことができる。これはここだけでなく全体的にそういった傾向があると思う。

ただ回復地帯といっても、そうすることができるかどうかは緊張が影響を与えると思う。ハードの場合は特にそうで、簡単だから完璧に拾いたいと思えば思うほど、手が動かなくなって、変なミスをしてしまうということがありうる。そのようなゲージを削る怖さがあるのもこの譜面の特徴だと思う。

 

sl9 the lost delaycated (grieving days)    

あのガチ押し譜面の印象が強い『the lost dedicated』がディレイ譜面へと変貌している。序盤で音がバグを起こしたように歪んでしまっているのが印象的である。この譜面製作者は以前にかの『P.S : Plasma Strike』もディレイにしており、個人的にその系譜であるように(勝手に)感じた。

この譜面で用いられているディレイのバリエーションは多様で、飽きさせない配置構成になっている。階段配置だけでなく、螺旋階段状の配置や二重乱打系の配置も用いられている。そしてディレイの中には微連打やトリルが含まれているものがあり、そこが引っかかりやすいポイントだと思う。反対にそういった障害物を綺麗に乗り越えられると、自己肯定感が上がる。

大胆に曲をディレイにした譜面だが、配置は面白いのでおすすめ。

 

★21? 斬るビル 第二幕BGM [岩石]    

bpm120のガチ押し譜面。譜面の配置自体は軸配置のように縦に長い。

この譜面はとにかく長い。まず2分40秒という音ゲーにしては長尺寄りである。そしてmidi音源のようなピアノの音源で同じフレーズを繰り返すため、あまり曲の変り映えがしない。そのため譜面が全然終わらないように感じられるのだ。

曲の長さとともに譜面の展開に露骨な休憩地帯も少なく、いつまでたっても縦連打にまとわり続けられるため、どんどん腕の体力を消耗していってしまう。自分がガチ押しを苦手としていることもあって、やっていてしんどい譜面だった。

 

st7 スナハマ・アチチ・スキップ -100,000,000 Kの人工太陽-

bpm160の微連打が混じった乱打譜面。st7ということもあり、この譜面は微連打の混合具合が高い。それも音取りやグルーブ感を作るために置かれている微連打ではなく、物量乱打と一体になっているもので、より抽象性の高い役割を果たしている。

後半はこの微連打複合に細かい音を拾った32分が加わって、より複合的な配置になる。展開にダイナミズムがある譜面だと思った。

個人的には刻むように鳴っているシンセサイザーをなぞった、中盤の連打複合が面白かった。二連打や三連打をうまくいけば子気味いい調子で叩くことができる。ただ周りにゴミがついていたり縦連が単純な配置をしていなかったりで、高難易度帯にふさわしい配置をしているので結構難しくもある。

 

★23? LiVEMeTAL [Final Mission]

bpm164の微連打複合譜面。二連打の混じった乱打が中心で、シンセサイザーハイハットを拾った微連打になっている。

譜面の構成としてはサビ前が一番難しいと感じた。四連打複合から始まり、三連打複合、そして二連打の密集した配置が順に降ってくる。難易度が高い配置ではあるが、最近三連打以上の連打複合がマイブームなので面白かった。あと、最後に置かれた全押し連打は叩いていてすべてを吹っ切ってしまうような気分になれてよかった。

 

★23? 最狂電波兵器 [毒電波]

電波の名にふさわしい曲。アキバとか萌えではなく、アルミホイルを巻く方の電波という意味で。不気味なボーカルとか突然やってくる囁き声とか、奇怪な要素が詰め込まれている。まさにこれこそダークウェブにありそうな楽曲だと思う。

譜面もなかなかにアグレッシブ。微連打複合を中心とした配置で、じわじわと曲調とともにプレーヤーにダメージが与えてくる。ただ最も強烈な配置は最初に二回訪れるディレイである。ほとんど連打と変わらないような高速ディレイが123と567に降ってくる。そこでは餡蜜が必須だろう。削られると、まるで体に通電させられるような気分になる。