久しぶりにBMSをした。他のやりたいことや、やらなければならいことを優先していたり、長期間BMSができないような予定があったりしたせいで、しばらくの間できなかった。
この日は、発狂と通常譜面の両方を同じくらいの割合でプレーした。発狂に関しては、夜明けの少女たち [triple]がハードできたので満足。
☆12? いなずまねこの踊り
『いなずまねこの踊り』って何?
まあ曲名はともかくとして、曲調はすごくかっこいい。疾走感のあるヴァイオリンの音が悲痛なメロディーを奏でており、それに対し打ちつけるような激しいキックやドラムサンプリングがメロディーを支えている。二つが合わさって、まさに暗雲から轟く雷鳴のような曲調になっている。この激しさと悲痛なメロディーが癖になる。
譜面は後半の二重階段配置が印象的。16分の偏りのある二重階段が、発狂配置として置かれている。その配置は中に軸を包み込んでいることもあって非常に押しにくい。上手く割れたら押しやすくなるのかも。
不思議な雰囲気の曲。心地いい空間に揺蕩っていて、そしてどこか深いところへと沈んでいってしまいそうな気持ちになった。シンセサイザーの音が特徴的で、聴いているとそれが耳を愛撫するのと同時に包み込むような感覚があった。
valerateは吉草酸塩という意味らしい。
メロディアスなボカロポップ。OP風のBGAに、厨二心の自己陶酔に浸らせてくれるような曲調がマッチしている。
自分がBMSを初めてすぐに導入したパッケージの一つが、この曲が登録された「ノンジャンル3」というイベントだったから、自分にとってこの曲は思い出深い。NONE氏が誰だか当時は知らなかったので、匿名でこんなクオリティーの曲が挙げられていることに対するワクワク感があった。
☆10? Tramonto [ANOTHER]
BGAで映し出されているみたいに、夕焼け空のビーチを音楽にしたような曲。四つ打ちのリズムに、洒落ているけれどどこかまだ明るさもあるようなメロディーが乗っかっている。
この夕方と言う時間帯は光に溢れた、瑞々しい昼とは違った姿を見せる時間帯。どことなく哀愁を漂わせているけれど、昼の快活な感じもまだ残っている。この時間帯を一日の終わりとみなすこともできれば、これから夜という別の空間が始まる時間帯としてみなすこともできる。その曖昧さが美しい。